jrf_taki43000

*この考察は受け売りであり、他の方が書かれた記事で見聞きしたことを自分なりに咀嚼したものです。

かなり間が開きましたが、前回(1月31日)の続きです。

今回は、石油用タンク車が運べる油種について

石油用タンク車は、「ガソリン専用」「石油類(除くガソリン)専用」の2種類があります。

前者は、タキ43000、タキ38000、タキ1000など、後者はタキ44000、タキ45000、タキ17000などがあります。

この区分からすれば、
ガソリン専用:ガソリンのみ積載できる
石油類専用:ガソリン以外の油種は全て積載できる
という考えになるでしょう。

これは確かに正解であり、構造上
ガソリン専用:レギュラーガソリン、ハイオクガソリン用
石油類専用:A重油、B重油、C重油、軽油、灯油、ジェット燃料用
となります。 
この違いですが、
ガソリン専用車は、比重の軽いガソリンの性質に合わせた構造になっています。ガソリンは特に気化しやすいので、そのガスでタンク内が高圧になり、破裂するのを防ぐために、安全弁を2つ備えます。
石油類専用車は、比重の重い重油の性質に合わせた構造となっています。安全弁は1つしか備えていません。

さて、石油は次のように透明か黒いかで「白油」と「黒油」に分類されます。
(参考にしたページ:Yahoo!知恵袋 燃料油の色分け(大別)って、な~に?)

白油:レギュラーガソリン ハイオクガソリン 軽油 灯油 (ジェット燃料は灯油に近い成分)
黒油:A重油 B重油 C重油

(A重油とB重油は軽油との混合物で、特にA重油は90%が軽油。透明に近いが、黒油に分類される)

白油は黒油よりも比重が軽いので、比重の軽いガソリンの性質に合わせた構造であるガソリン専用車に積載した方が効率的なのです。
というわけで、「ガソリン専用」といいながらも、実際は白油であればどの油種でも積載しているのです。
そして「石油類専用」の車両は重油しか積みません。


なので、実質的に
ガソリン専用車「白油専用」
石油類専用車「重油専用」
として運用されているのです。



 まとめ
kousatu2
*瀧君は単なる名前つながりです。


ガソリン専用:実際は白油専用として運用
   ガソリンの他に、軽油・灯油・ジェット燃料を輸送している
石油類専用:実質的に「重油専用」

お分かりいただけましたでしょうか。

今回の記事は、伊勢崎軌道様の「貨車の絵 その9」のページでの解説を参考にさせていただきました。