だいぶ間が開きましたが、前回の続きです。
今回で一応完結です。

jrf_taki43000

 *この考察は受け売りであり、他の方が書かれた記事を見聞きして得た知識を自分なりに咀嚼したものです。

前回は、タキ43000形243000番台の塗装の話でしたが、それは余談に過ぎません。
今回は、「色に惑わされるな」の本題です。
今回扱うのは、タキ43000の0番台で、243000番台は扱いません

タキ43000の塗装は、日本オイルターミナル(以下:OT)所有は青、日本石油輸送(以下:JOT)所有は黒です。

しかし、中には青いのにJOT黒いのにOTのマーク及び社名が書かれているものがあるそうです。
上記のイラストの最後尾の2両がそれです。


こちらの動画でも、11:44でJOTのマークを付けた青いタキが確認できます。

なぜ、社名と塗装が入れ替わった("タキ"だけに)車両があるのかというと、2社の間で車両の移籍が行われているからです。

Wikipediaの「国鉄タキ43000形貨車」の記事にも

現在の所有者は日本オイルターミナルと日本石油輸送の2社で、需給体制の変化などで2社間を移籍する車両もある。移籍直後の車両は標記の社名と塗色が整合しない場合もある。(青15号の日本石油輸送所有車など)
と触れられています。

その2で解説した通り、ガソリン専用タンク車は、実際は白油なら何でも積みます。
しかし、積載する油種を変更するには、当然洗浄が必要です。そのためには手間暇そしてコストがかかります。
よって、ガソリンを積む車両、軽油を積む車両、灯油を積む車両、ジェット燃料を積む車両というのを決めて運用しているのです(特にジェット燃料用は専用のタキ1000(JOT)の固定運用で、米軍による記号が貼られている)。

ある油種を積む車両が不足した場合は、例えば「ガソリン用を洗浄して軽油用に変更する」などといったことは行わず、他社から融通(移籍)してもらうのです。
JOTはOTの主要株主のうちの1社ですし、簡単に融通できても不思議はありません。
塗装の変更も全検まで行わず、社名の表記だけを変更します。
この記事のソースである伊勢崎軌道様によると、しばらく社名の書き換えもしないまま運用されることもあるそうです。


計4回にわたってお送りいたしました「タンク車に関する一考察」ですが、タンク車の世界は奥が深いです。
まさに「沼」です。

受け売りの拙い記事にお付き合いいただきましてありがとうございました。

参考サイト:伊勢崎軌道


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