前回に続いて、未発表作品の紹介です。
今回は、東京メトロ15000系です。

DSCF2977


この車両は、以前から作ってみたいという気持ちはありましたが、先頭部をどうやって作るかで悩み、結局作らずじまいでした。
制作に踏み切ったきっかけは、プラレールの「今日からぼくが駅長さん! ガチャッと!アクションステーション」のCMです。




このCMで、323系、E235系、東京メトロ15000系が走っていました。
3月21日の記事で紹介したとおり、323系とE235系は作っているので、「これは15000系も作らなければ」と思い、作ることにしました。

DSCF2971
前面の両端のエッジが付いている部分は、紙を等高線状に重ねる積層構造を初採用しました。

DSCF2972
運転室の屋根はバルサを使用。
前面は曲面になっていますが、作りやすくするために平面にデフォルメしました。
積層構造の部分は、瞬間接着剤を滲みこませて削り、段差をなくします。





DSCF2975

そして、完成したものがこちら。
前面のガラスが外板とツライチになっている感じを表現するため、黒い部分はシール紙に印刷して貼り付けました(その代償として光沢がない)。
側面の帯もシール紙に印刷したものですが、屋根肩の水色の部分は塗装しています。


最初に15000系を見たとき、その塗装パターンから、10000系に類似したデザインだと思いましたが、作ってみると実際は05N系に類似したデザインということがよく分かりました。
10000系も、以前作ってみたいと思ったことがありますが、あの球面状の前面を作れる自信がありません。(手持ちの月刊とれいん2012年1月号に詳しい寸法図があるので資料はそろっているのですが・・・)