国鉄0系新幹線型電車 N編成


0系は、1969年からJR発足頃まで、長らく16両編成のみが在籍しました。
この16両編成も、時期や編成の内容の違いで数種類が存在しました。
今回は、その16両編成のうち、N編成をご紹介します。時期は、JR化前後を基準としています。
 
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●N編成(1000番台)
1000番台は、最初期に投入された車両(0番台)を置き換えるため、1976年から1980年にかけて製造されました。
但し、編成単位ではなく1両単位での置き換えを行ったため、大半の場合は0番台と混ぜて編成されていました。
イラストのように、1000番台のみで統一された編成は、N97~N99編成の3本のみでした(1976年9月の製造当初から組み替えられていない)。
尚、N97・N99編成はJR東海に、N98編成はJR西日本に継承されています。

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●NH編成
前述のとおり、1000番台で統一された編成はごく一部にとどまり、大半は初期に製造された車両と混ぜて編成されていました。
こちらは、JR発足当時に見られた編成のうちの1パターンで、0番台や2000番台(1981~1986年製造)が2両ずつ混じっています。
この図は一例であり、他にもいくつか編成パターンがありました。 
異なる時期に製造された車両が混ぜて編成されているため、車両によって窓の大きさが異なります。
0番台は窓が2席分つながった大きなもので、すぐに分かります。
2000番台は、1席ごとに窓がありますが、1000番台とは窓の枚数が異なっています。

元運転士の方いわく、このような、製造時期がバラバラの編成は、モーターの挙動の個体差が大きく、足並みがそろわないため、発車時にどうしても衝動が発生するとのことです。

参考文献 鉄道ファン 522号 


 

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