鉄道でいろいろやるブログ

タイトルの通り、鉄道に関するいろいろなことを紹介します。 メインは、模型工作や雑記、たまに発達障害の話題も。

カテゴリ: 模型工作

久しぶりの更新となります。

今年2月の近鉄12200系の定期運用終了により、伝統のオレンジ+紺色の近鉄特急が定期列車では見られなくなってしまいました。
そこで、オレンジ+紺色の近鉄特急を作ってみたくなったので作ったのが、今回の18200系です。
制作期間は今年の3月18~29日です。

なぜ12200系ではなく18200系なのかというと、12200系は制作済みなのと、YouTubeで見た鉄コレ第30弾の開封動画に登場した18200系を見て気になっていたからです。

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で、いきなりですが、こちらが完成写真です。
いつもは先頭車1両だけの場合が多いですが、今回は2両編成で作りました。



以下、制作中の写真です。


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車体は、いつも通りCADで作図したものをケント紙に印刷して切り出します。
塗り分けのラインは、この時点でボールペンでなぞって少しへこませておきました。

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屋根はダイソーの板材(桐製)を使用しました。
削りすぎたりささくれたりした箇所は、セメダインの木工パテを盛って修正します。

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大きく飛んで、塗装とディティールパーツの取り付けが終わった状態です。
前照灯は筒状に巻いたコピー用紙、配管はクラフトバンドです。

さて、この種の近鉄特急の窓ガラスは青い色をしています。

この窓の素材として流用するべく、100均や文具店で下敷きやクリアファイル、セロハンなどを探しても売っていません。

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が、そこでダイソーのファイルのコーナーで目に飛び込んだのが、こちらのバーファイルです。
色もイメージ通りで、薄くてペラペラな材質なので、まさにぴったりでした。

これに続けて、初代ビスタカーの10000系や、二代目ビスタカーの10100系(C編成)も作りたかったのですが、別件でメンタルをそがれる事態が発生したため、気力が消失してしまいました。

次回は、ティッシュ箱を素材にしたコキ10000を紹介する予定です。







元日の記事に続き、路面電車ペーパークラフトのシンプル版をお届けいたします。

今回は、都電8900形です。
ちゃんと4色そろっています。

保存・印刷して組み立てましょう。

下にある「100mm」と示されているゲージが100mmになるように印刷するとほぼNスケールになります。


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オレンジ(8901 8902)

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ブルー(8903 8904)




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ローズピンク(8905 8906)


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イエロー(8907 8908)

組み立てのTipsも元日の記事を参照です。

リアル版はこちら。→オレンジ ブルー、ローズピンク、イエロー

以前YouTubeで、ティッシュ箱でHOゲージを作る動画を見て、自分もやってみたいと思いました。

というわけで、今回は「ティッシュ箱で路面電車を作ってみた」というお話です。
(パッケージデザインを生かした工作ではなく、単に紙として再利用するというものです)

今回模型化したのは岡山電気軌道1000形。
元秋田市電モハ200形で、廃車となった現在は7100形に機器が流用されています。

ここからは淡々といきます。

尚、今回は雰囲気重視で作っているので実際とは異なる点が多々ございます

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ティッシュ箱です。

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開きます

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ケガキします。
寸法は以前作った都電6000形をいじったものです。
岡山電気軌道1000形(秋田市電モハ200形)は都電6000形の同型車的なことが言われることがありますが、結構違います。

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切り抜いて貼り合わせます
ティッシュ箱は紙が厚くて若干切りづらく、印刷面はボンドがくっつきにくいのでいつもとは勝手が違います。

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屋根はダイソーの板材を使用。
削って取り付けたらサーフェーサーを塗ります。

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台車を作ります。
車軸(竹ひご)以外はティッシュ箱です。ここまで作りこむのはレアです。

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特徴的な石津式パンタグラフは雰囲気のみでの再現です。
(実際は下段に対になった小さいパンタグラフがある)



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床板は、家にあった揖保乃糸の木箱のフタを使用

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機器類は、余白を貼り重ねたレリーフ状のものをそれっぽく作って取り付け

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というわけで、図画工作のノリでちゃちゃっと完成しました。

塗装はMr.カラーの[51]薄茶色と[59]オレンジ(橙)です。
青帯は折り紙を貼っています。

またティッシュ箱があったら何か作りたいです(小並感)


↓触発された動画

本年も、当ブログをよろしくお願いいたします。


本記事は、管理人が「内装を作り込んだ模型を作りたい」と思い始めてから、その縮尺が1/60に決まり、着工するまでの過程をグダグダと書き連ねたものです。


以前からあった構想なのですが、1/80よりも大きな縮尺で、内装なども細かく作り込んだ模型を作りたいと思っていました。

一昨年、作業所でOゲージサイズのドクターイエロー(923形)を作ったのですが(私への制作依頼があった)、そこで「Oゲージサイズで内装を作り込んだ模型を作りたい」と思いました。

そして、昨年の2月ごろ、書店で福島尚氏の画集を見ました。




その中には、福島尚氏が制作されたペーパーモデルも紹介されており、こちらも内装が網棚や吊革までしっかりと作り込まれていて、「内装を作り込んだ模型を作りたい」という気持ちがますます深まったのでした(この時点ではHOスケールでもよいと思っていた)。


しかしよく考えると、模型の大きさというのは思ったよりも重要で、HOゲージサイズ(1/80)では内装を作り込むには小さく、Oゲージサイズ(日本における縮尺は1/45)では大きすぎて置き場や材料の消費量が問題となるのです。



そこで「HOゲージとOゲージの中間の縮尺の規格があったはず」と調べてみると、記憶の通り、確かにありました。

それが、Sゲージです。

縮尺は1/64、軌間は22~22.9mmという、日本ではほぼ馴染みのない規格です。
(詳しい解説はWikipediaの「Sゲージ」の記事にお任せすることにしましょう)

この縮尺であれば、前述の「HOでは小さく、Oでは大きすぎ」問題をクリアできそうです。


さて、年始にふとしたきっかけがあり、このSゲージサイズで実際に作ってみることにしました。

縮尺の選定ですが、前述のwikipedia記事に、日本における展開として
日本では1947年頃、大阪の朝日屋が縮尺1/50で軌間22.5mmという製品を発売したが普及には至らなかった。これはSゲージではなく、HIゲージと呼ばれていた。一方、東京では縮尺1/60、軌間22mmを企画する人たちがいた。1947年水上純一著『ED型模型電気機関車の作り方』発行人毛利元良というSゲージ専門の本を発行。このなかでSゲージの優れた点として1.室内運転として手頃なこと。35mmゲージやOゲージよりも小さいため場所をとらないこと、HOゲージは小さいが日本の畳の上ではレールを敷設して運転することは難しいこと。2.車両製作が簡易。車両を製作するには縮尺の大きな物は省略がしづらいことをあげ、逆に小さすぎると動力装置に技術力を必要とすること。3.価格大きければ材料費がかかることをあげSゲージを推奨している。また集電方法はOゲージが交流3線式を採用しているのに対し第三軌条方式を採用していた。しかし、1949年には雑誌への広告もなくなり、事実上消滅した。
と記述されています(本記事執筆時点の版です)。

日本で販売または企画された縮尺は1/50または1/60。
また、日本で一般的な軌間である狭軌(1067mm)は、1/64だと約16.67mmと、HOゲージの16.5mmに近い軌間になります。

そこで、管理人は計算しやすい1/50を一度は採用しました。
この1/50は、青島文化教材社の電気機関車や、有井製作所(マイクロエース)の蒸気機関車のプラモデルと同じ縮尺です(これらプラモの軌間が何mmなのかは未確認)。




しかし、実際に1/50で工作用紙にケガキを行ってみると、思ったよりも大きいのです。

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こちらがそのケガキをした工作用紙です。
マス目を見るとその大きさが分かるでしょう。
これは車体長20mという設定の自由型電車なのですが、1/50ということは長さは40cm。
これではOゲージサイズ(20m×1/45=44.44mm)とあまり変わりはありません。

よって、1/50規格はボツとなり、1/60を採用しました。

1/60は、HO(1/80)の約1.33倍O(1/45)の約1.33分の1と、倍率的にHOとOの中間なのです。

こうして縮尺が正式に決まり、本格的な制作に入るのでした

続く



前回の路面電車に引き続き、今回は最近制作した大手私鉄の車両をご紹介いたします。

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今回制作したのは、東武50070系と小田急4000形です。

東武は10年前に6000系、現有車では11年前に10030系を作ったきりで、小田急に至っては3000形SSEと3100形NSEのみで現有車は1つも作ったことがないという有様。
そこで、今回は東武と小田急の比較的最近の車両として50070系と4000形を作りました。

東武50070系

車体は、内貼りと屋根を一体とし、その上に外貼りを貼り付けるという工法を取りました。
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特徴的な前面は、土台の上に別ピースとして作った前面を取り付けるという工法ですが、前面の大きさを間違えてしまったのでうまくごまかしています。
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塗装は、アルミ部分がMr.カラーのシルバー、オレンジの部分は手元にあった折り紙です。
管理人は筆塗り派なので、筆の跡を生かしてヘアライン加工ぽく仕上げました。

50070系をチョイスしたのは、東横線を走る車両をそろえたかったためで、行先もf特急元町・中華街となっています。



小田急4000形

かねてより懸案事項だった小田急です。
前面は、以前制作した東京メトロ15000系の工法を応用しました。
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前面の横のエッジは積層構造、屋根は木製とし、前面の膨らんだ感じはデフォルメしてフラットにしました。

青ラインは、同じく手元にあった折り紙を使用しました。


さて、今回はあまり作っていない大手私鉄の車両を作ってみました。

現在の大手各社の制作状況(ブランクと、最近の車両を作っているかどうか)はこんな感じです。

●東武鉄道
今回50070系を制作したので問題なし

●京成電鉄
最後に制作したのは2007年制作の3000形。すなわち12年のブランクあり。
但し、新形式が製作済みなので問題なし?

●西武鉄道
昨年30000系を制作。問題なしでしょう
でも、L001系を作ったら面白い?

●京王電鉄
2010年に7000系を作ったのみ。ブランクは9年。
そろそろ8000系か9000系あたりを作るべき?

●小田急電鉄
今回4000形を制作したので問題なし

●東急電鉄
何と高校時代に作った8000系が最後!約13年半のブランク。
5050系を作りたいです

●京浜急行電鉄
最新の部類に入る新1000形SUS車(銀千)は2007年に制作済み。
最後に作ったのは2014年の旧1000形黒幕車。
一応1000形1800番台の型紙が作りかけの状態で放置中。

●東京地下鉄(東京メトロ)
この2年の間に15000系、1000系、7000系を制作。問題なしでしょう。

●相模鉄道
10年前に新7000系を作ったきり。
20000系を作りたいですが、前面が難関

●名古屋鉄道
フルスクラッチの作品としては、2008年制作の2200系と2000系が最後。ブランクは11年。
ただ、比較的新しい車両なので問題なし?
また、月刊とれいんの型紙をもとにした6000系の型紙が、印刷してから5年も放置されています。

●近畿日本鉄道
最後に作ったのは2011年の680系(特急時代)。現有車では2009年作の2610系。
現有車は10年のブランクがあります。
「青の交響曲」を作りたいです。

●京阪電気鉄道
6年前に3000系(コンフォートサルーンの方)を制作。
10年以内に新形式を作っているので問題なし?
印刷して放置中の13000系の型紙があります。

●阪急電鉄
神宝線の主要形式はそろっていますが、最後に制作したのは2012年の2800系(2扉時代)。
そろそろ1000系を作らなければ・・・

●阪神電気鉄道
2012年に作った5000形が最後。但し、2007年に1000系を作っているので最近登場した車両はあります。
新たに作るとしたら8000系がいいです。

●南海電気鉄道
12年のブランクを経て昨年9000系を制作。問題なさそうですが、8000系か8300系もそろえたい気分です。
が、それよりも1200系+サハ4801の南紀直通列車も魅力的です。

●西日本鉄道
最新作は、昨年1月に作った500形(福岡市内線から北九州線への転属車)。
最後に作った現有車は2006年に制作した8000形といいたいところですが、これも引退したので、同じく2006年に制作した7050形が最後に作った現有車となります。
最新の9000形はシンプルなデザインで作りやすそうですが、西鉄電車をいつか作るためにと2年ぐらい前に購入したMr.カラーのライトブルーがまだあるので、作るとしたら6050形でしょうか?

現在作りたい車両がわんさか沸いてきている状況です。
到底全部作れる気がしませんorz


前回の更新から3か月も放置してしまいました。
何気に今年初の更新となります。

前回の更新、すなわち公民館の文化祭に出展して以降に完成した車両を簡単に紹介いたします。

豊橋鉄道T1000形「ほっトラム」
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筑豊電鉄5000形に次ぐリトルダンサー3部作の2つ目として作りました。
が、低床構造を再現した関係で、床板と車体の接地面が少なくなり、安定性に欠ける構造となって失敗作となりました。
3つ目として予定していた長崎電軌5000形は制作保留となりました(屋上機器は製作済み)。
この問題を解決する方法として、床板を固定して屋根を着脱式とするという方法を思いついたので、長崎電軌5000形を作ることになった暁にはこの工法が用いられることでしょう。




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阪堺電気軌道モ161形

今や国内での現役最古の「電車」となった阪堺モ161形です。
塗装は、水色と白がさわやかな「雲電車」塗装にしました。
雲の模様は、ググってでてきた鉄コレのイメージイラストをCADでトレースし、これを型紙にしてマスキングテープを切り出しました。
屋根は木製です。

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横浜市電800形

各地の市電を作ってみたかったので、横浜市電からは小ぶりな2軸単車の800形をチョイスしました。
系統板は11系統と週刊文春。方向幕は麦田となっています。
同じく屋根は木製です。

今回は路面電車を紹介しました。
次回は鉄道線の車両をご紹介いたします。


前回からの続きです。

この記事は、筑豊電鉄5000形が完成するまでを淡々と追ってゆくものです。過度な期待はしないでください。あと、(ry (このネタ分かる人いるだろうか?)

前回は車体が組みあがったところまででしたので、そこから完成まで一気に行きます。

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バンパーです。曲げてそれっぽく作ります。

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ライト回り。積層して削る方法を採用しましたが、うまく削れず失敗でした。

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バンパーとライト回りを接着。フラットにデフォルメされてますがまあまあそれっぽくなったでしょうか?

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サーフェーサー→Mr.ベースホワイトの順で下塗りします。



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床板を切り出します。ダミーの台車を接着するため、A車とC車(写真で床板に書かれているメモは、間違えてB車とC車が逆になっている)の床板は幅が狭まっています。
あと、車体は銀色に塗装しています。



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車体を塗装しました。第1編成と同じピンクです。
手元にあった水性ホビーカラーのピンクに少し赤を混ぜました。

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連節部分。A車・C車の床板はB車側に突出しており、そこにB車(フローティング車体)の床板に接着したプラ板が乗っかって支持されます。

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床板の構造はこんな感じ。連節部分はねじ止めします。

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曲がりが悪かったので、連節部分の床板を円弧状に削りました。

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車体を載せてチェック。問題なさそうです。

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フローティング車体もちゃんと支持されています。
と思ったら、よく見たらネジで支えられてますね・・・・

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窓は黒の塩ビ板を切り、黒のICテープでサッシを表現します。(いずれも某通信講座の材料の余り)
屋上機器もしれっと取り付けられています。




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幌です。2mm間隔でアコーディオン状に折りたたんだ色画用紙を、┏┓型に切り出した厚紙に貼ります。
しかし、色画用紙は弾力があり、しなやかさが得られなかったので、今度はインクジェット用紙でやってみたいと思います。

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車体に両面テープで取り付け。

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完成です。

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以上、筑豊電鉄5000形ができるまでをお送りいたしました。

前々回の熊本市電を含め、他にも複数の路面電車が完成しているので、それらも後々ご紹介いたします。

前回作業の様子を紹介した熊本市電8200形と、同時に作っていた他2両が完成したので(紹介はまた後日)、新たな車両に着手しました。

今回は初挑戦となるLRVで、アルナ車両リトルダンサーシリーズの、筑豊電鉄5000形です(当地から最も近い場所で見られるリトルダンサーですが、確かまだ実車を見たことはありません)。

他にも2形式制作予定ですが(長崎電軌5000形と豊橋鉄道T1000形を予定)、試作の意味を込めてまず先にこの1形式作ります。

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まずは窓抜きから。
型紙を印刷してから設計を変更したので、窓サッシを無視して切り抜きます。
外張りは窓の線の外側の縁、内貼りは窓の線の内側の縁を切るよう意識して切ります。

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切り抜いて内貼りと外貼りを貼り合わせました。



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組み立てます。
妻板は強度を出すために内貼りをボール紙(ネコポスのやつ)にしています。

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補強します。
ドアの部分は、窓と角材が重なるので、その部分だけ角材を避け、代わりに横方向に角材を渡して補完します。
(組み立ての時点で断面の寸法を文字通り紙一重で間違えたため、先頭部がほとんど狭まっていません)

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屋根を取り付けます。
型紙に印刷しましたが、強度の関係でこちらもネコポスのボール紙を使用しました。

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そして、車体が組みあがりました。
前面とその屋根部分のカーブは、デフォルメして平面にしています。


今回はここまでです。
これからバンパー部分を作ります。

今週中に完成できればいいのですが。

3か月ぶりの更新です。

今年も公民館の文化祭に出展します。
それに向けて現在制作中なのが、「和製PCCカー」と呼ばれた都電5500形(浅草線の新型車両ではないので注意)、鹿児島市電500形501号「散水電車」、そして今回ご紹介する熊本市電8200形です。

熊本市電8200形は、1982年に製造された、日本で初めてVVVFインバータ制御を採用した車両です。
長崎電気軌道2000形にもデザインの共通性が見られる軽快電車タイプの車両です。

今回はこの車両の制作に挑戦しました。
素材はいつも通り紙製です。

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で、いきなり切り出した状態の写真です。
窓の縁は車体表面から出っ張っているので、シール紙を貼って表現します。
窓を抜いたあと、窓よりも少し大きめ(4辺がそれぞれ2mm長くなっている)に切り出したシール紙を貼り、そのシール紙をまた切り抜きます。

シール紙は接着面が狭いので、切り抜き中にはがれる恐れがあるので、爪楊枝で瞬間接着剤を染み込ませて固着させてから切り抜きます。写真はそのシール紙の切り抜きの直前の様子です。

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シール紙を切り抜き、内貼りと貼り合わせます。
窓が引き締まって見えますね。



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今回は、車体が両端で狭まっている部分の屋根のペーパー化に挑戦しました。
この部分、以前制作した長崎電軌2000形ではバルサ製としましたが、部分的にバルサ製にするとつなぎ目の処理が大変なので、何とか紙で作りたかったのです。

展開図は、計算で起こしたのではなく、モックアップに紙を巻き付けて写し取るという原始的な方法を採り、その大体の寸法をCADで作図しました。
車体側には、安定して接着できるようにノリシロを付けています。

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うまくいきました。

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長崎電軌2000形との比較。
写真を拡大表示すると、処理の甘さから、先頭部の屋根に木目が見えるのが分かるでしょう。

写真を撮っているのはここまで。
現時点では塗装に入っています。

次は完成時または出展時に紹介予定です。





ネタ消化です。

今年はRailsimのPI制作にはまってしまい(ゴミクオリティなので配布の予定はありませんのであしからず)、模型の方はたったの6両しか作っていません。

今年の上半期に制作した車両は
大阪鉄道デイ1形
EF66
オハネフ25-300
南海9000系
西武30000系
東京メトロ7000系(副都心線)
です。

西武30000系は前回紹介したので、今回は残りの5両を紹介します。

大阪鉄道デイ1形

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近鉄の前身の1つで、現在の南大阪線を敷設したのが大阪鉄道で、路線の電化に合わせて1923年に登場したのがデイ1形です。
近鉄になってからはモ5601形となりました。

以前、原鉄道模型博物館の画像をググっていたら、併用軌道に佇む青い電車が目に留まり気になっていたので作りました。
(同館で展示されている青い電車はこのほかに阪神電気鉄道311形313もいるので混同に注意。こちらはポール&ビューゲルを搭載しています)

制作にあたって、図面が見つからなかったので、近鉄HPの「鉄路の名優」のページに載っているイラストをもとに寸法を取りました。

1月下旬に着手し、1週間ほどで完成できると思いましたが、大寒波の中窓を開けて換気しながら塗装作業をする気には到底なれず、結局完成まで1か月以上かかってしまいました。

EF66・オハネフ25(あさかぜ)

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管理人の鉄道好きの原点とされるのが寝台特急あさかぜです。
山陽本線小月駅近くの踏切で伯父がブルートレインを見せてくれたのが(うっすらと記憶あり)きっかけであると言われています。

あさかぜは以前からの懸案事項でしたが、いかんせんEF66の先頭部の形状からなかなか着手に踏み切れませんでした。
今回は、JR西日本公式のペーパークラフトをトレースしたものを基にするという荒業で対処しましたが、結局寸法が意図していた通りに合いませんでした。

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制作中の先頭部。

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オハネフ25-300は、電源車(カニ24)を連結しない「あさかぜ」・「瀬戸」用の編成に荷物室を確保するために改造された車両です。
手元に転がっていたアリイのオハネフ25のプラモから寸法を取り、荷物室部分は推測で作図しました。
Rの深い屋根は、内側に形状維持のためのカマボコ型の補強を入れています。
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南海9000系

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管理人は南海電車に乗ったことも、生で見たこともないのですが、父が出張で堺に行くときに乗っていたので、父からよく南海電車の話を聞きました。

管理人の作った南海電車は、2006年9月末に完成した7000系(旧塗装・非冷房)以来1両も作っておらず、7000系が引退してからは現有の車両は皆無でした。

そこで作ってみたのがこちらです。
最新の8300系や8000系でもよかったのですが、どうせなら父が現役のころにいた車両を作って驚かせようと思い、9000系に決定しました。
ただ、こちらも図面がなく、推測で寸法を取ったため、前面があまり似ていません。

東京メトロ7000系

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副都心線開業10周年を記念して作りました。
当初は10000系がよかったのですが、あの前面の形状は管理人の技術では作れないと判断し(展開図を起こせたとしても、曲面の透明パーツは作れない)、7000系になりました。

こちらは、手持ちの月刊とれいんNo.445(2012年1月号)に詳しい資料があるのでそこから設計しました。



と、簡単に上半期に制作した車両を紹介しました。

実は、昨年1月に個展を開いた長府庭園様から、「また個展を開いてはいかがですか?」と母経由で言われているのですが、また個展を開くかどうかは未定です。

下半期は蒸気機関車や路面電車、小田急などを作れたらと思います。





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